• メンバー会員専用ページ
  • ビジネスワールド
    • ビジネスワールド-トップ
    • 会社を変革する
    • コンサルタントになる
    • ベンチャー企業を始めよう
    • 社員を活性化する
    • ITリテラシー強化塾
    • FP
  • アクティブワールド
    • アクティブワールド-トップ
    • 写真表現をマスターしよう
    • 宮沢賢治の世界
    • 俳句の世界
    • コーラスを楽しむ
    • 海外ボランティアとなる
    • NPOで社会貢献
    • 海外ドライブ旅行
    • 田舎の自然を楽しむ会
  • ナレッジワールド
    • ナレッジワールド-トップ
    • セカンドライフセミナー
    • 株式投資研究会
    • 定年問題
  • リラックスワールド
    • リラックスワールド-トップ
    • ゴルフを楽しむ会
    • 焼酎研究会
    • 新橋を極める
HOME  >  アクティブワールド  >  海外ボランティアとなる  >  バクー便り 10〜13

海外ボランティアとなる

バクー便り…1〜3 | 4〜6 | 7〜9 | 10〜13 |

バクー便り 10〜13

アゼルバイジャン共和国
Republic of Azerbaijan
アゼルバイジャン共和国国旗
  • 首都:バクー
  • 人口:826万
  • 面積:8万6,600平方キロ
  • 言語:アゼルバイジャン語

バクーからの便りその10

(2006年12月)

日本大使館の「草の根無償プログラム」担当の方たちと、アゼルバイジャン南部の町レンカランへ行ってきました。
此処へ来るのは2回目ですが、今回は地域開発活動を行っているNGOの代表者の依頼で、レンカラン行政区の行政機関長(Chairman of Executive Committee−日本で言えば県知事のようなポスト)とのミーテイング、「草の根」支援対象の小中学校などのサイト見学をしました。NGOを通じ、学校校舎及びグランド建て直しのための資金支援要請を提出している学校の現場には町の代表者、教育関係者、学校関係者などが、土曜日にもかかわらずスーツ、ネクタイ姿で集まっていました。
校舎の壁には10年ほど前の地震による亀裂、床の板は継ぎはぎだらけで一部はぐらぐら、屋根からは空の一部が見えるし、暖房用ストーブを置いてあった形跡はありますが現在は全く無しと言う具合にかなりひどい状況でした。小中学校をあわせて生徒数は320人ほど、教師の数は16人。所謂2部授業で(午前のクラスと午後のクラス、一部は夕方のクラスもあるとのこと)この老朽校舎はフル回転しているようです。

そういえば、前回見学した学校は教室の一部が水に浸かって物理的に使用不能状況でした。「草の根無償援助プログラム」は、このような校舎立替建設要請に対し無償の小規模資金援助を行うものですが、その効果は少なくともはっきりと目に見える形で現れます。
この学校は既に無償資金援助を得て新校舎を建設中で、今回はその進行状況のチェックも兼ねた見学、視察でした。(アゼルバイジャンはインフレが20%程度で当初予算以内に収めるため教室のスペースをかなり縮小したとの説明がありました)当地域には他にも同じような状況にある学校があり、NGOの代表者はこれらへの援助協力依頼も兼ねて、行政機関長(県知事)との非公式ミーテイングをセットしたようです。
県知事とのミーテイングは立派な県庁舎会議室で行われました。非公式ミーテイングにもかかわらず地元マスメデイアも来ていました。
知事はキャジュアルな服装したがその他の職員は全てスーツ、ネクタイ姿。当方は全員キャジュアルを通り越したラフラフの格好でその場の雰囲気に合わず多少当惑した気分になりました。(我々のサイドではNGOの代表者だけがスーツ、ネクタイ姿でした。)
職員は皆、知事の前では畏まって、と言うより戦々恐々の雰囲気で、彼らの力関係が推察できるようです。会議の後の雑談で知事さんは、もし狩が好きなら次回訪問時には狩に招待したいと言ってくれたのですが、もし狩に行く事になると職員全員、勢子として参加することになると誰かが説明してくれました。
知事は地区の経済発展のため、外国からの投資を招致しており農産品加工工場などへの外国投資を推進しようとしているとのこと。外国コンサルタント会社のアドバイスで海外の貿易投資推進協力機関、民間企業などのウェブサイトを通じてコンタクトを取り依頼しているが、案件としては殆ど進んでいないと言うことでした。

想像でしかありませんが、ウェブサイトを通じる方法以外では具体的な動きはしていないようで、これではとても投資招致活動にはなっていないと言わざるを得ません。インターネットは情報入手の入り口としては非常に有効なツールでしょうが、投資案件を具体化するには全く不十分だと考えられます。
この当たりのところをよく理解していない(或いは理解はしているが取敢えず投資誘致活動を行っていると言う形式を整える為にやっている?)ことが問題なのではないかと感じました。一方、当地区には外から見ると場違いに見える立派な公営療所施設が建設されていました。老朽校舎とは別世界の新築10数階建ての建物でした。
ところで県知事は、大統領の任命職とのこと。任命された知事は大統領に忠誠を示すため、大統領の名前を付した色々な施設を地元に建設することが慣行のようです。例えば、前大統領も現大統領も(親子です)スポーツ振興に力を入れており、(と言うより、有名なスポーツ選手を政治的宣伝のために利用する…アゼルバイジャンを含めCIS諸国では、有名スポーツ選手、例えばオリンピックの金メダリストを自らの政治宣伝活動に利用することはよくあることのようです。)

各知事は競って町の状況にはマッチしないような立派なスポーツ施設(オリンピックコンプレックスと呼ばれる設備でグランド、体育館、プール、宿泊施設、レストランもあるが、一般の住民はこの施設を利用出来ない)を建設しています。要は大統領に気に入られれば、様々なメリットが出てくる訳で、レンカラン知事(元ボクシングのチャンピオン)はこれをうまくやって成功している一人なのでしょう。
このようにして建設された施設は一部の人たち(役人)しか使用できないと言うケースがほとんどと聞いています。(ウズベキスタンでも、豪華なリゾートホテル施設を見かけましたが、官営で利用者は高級役人のみ‐自らオーナーであり、建設社であり、自ら利用する全てお手盛りの施設)高級施設と老朽校舎、このちぐはぐさはこの国の抱える問題を象徴しているのかもしれません。

この2週間は毎日4時間の講義に加え、土曜日にフォーラム開催と、かなり忙しいスケジュールでしたが何とか乗り切り漸くほっとした状態でこのメールを書いています。ABTC(アゼルバイジャン銀行研修センター)の講師の一人が居なくなり、ピンチヒッターとして借り出された為です。
年末の29日に一時帰国し1月25日まで日本にいる予定です。是非お会いする機会が出来ればいいなと思っています。

加藤倭朗

バクーからの便りその11(ブルガリア出張)

(2007年2月23日)

2月15日から21日までブルガリアへ行ってきました。JICAとブルガリアの国立経済大学とが共同で行っている企業経営スキル開発プロジェクト主催のワークショップに参加するための出張です。
ブルガリアの首都ソフィアは今年、異常なくらいの暖冬だそうです。普段であれば雪に覆われている筈の町は暖かくて散策にはもってこいでした。緑の多い地区のそばのホテルだったこともあり、木立の広がる公園地帯(おそらく長さは4キロ以上)は犬を連れた散歩の人や家族連れ、カップルなど暖かい冬を楽しんでいるようでした。市の中心部にある、歴史的な建物や、教会、モスク、シナゴーグが隣り合っている存在している光景はなかなか興味深いものです。

ブルガリアはルーマニアと共に今年からEUのメンバーになりましたが、通貨のほうは未だユーロではなく「レバ」が使われています。食べ物、交通費などで比較すると物価水準はバクーに比べて安く感じられました。
しかし、生活のレベルはやはりバクーに比べ数段上のように感じました。ソフィアとバクーを比べると、例えば、夜間の照明の明るさ、道路の状況(でこぼこさ)、交通マナー(歩行者や車が信号を守る度合い)など一枚も二枚もソフィアのほうが上のようです。

ワークショップの合間を利用して、ブルガリアの古都である、ヴエリコタルノボという町と、リラの僧院(世界遺産)の行ってみました。ヴエリコタルノボは3方を川に囲まれた城を中心とする町で12世紀〜14世紀の第2次ブルガリア帝国時代に栄えた城塞都市でルーマニア国境まで3時間程度のところに位置します。
いかにも古いヨーロッパと言う感じの町ですが、観光ずれしていない土地の人の温かさも相俟って気分良く歩き回ることが出来ました。 この町から3キロほど離れたアバナシ村(有名な古い教会がある)まで足を伸ばした際に出会った若い日本人女性から、昨日、琴欧州のご両親にお宅に行ったと言う話を聞き(彼女はベリコタルノボでホームステイをし、そこの方に琴欧州家に連れて行ってもらったということでした)。

突然行ってみようかなと思い立ち、町の警官に尋ね20キロくらい離れた村へ向かいました。小さな村に入り場所を聞くと有名人の家は皆知っているようで笑顔で教えてくれました。道路わきの家に日章旗が立っているのが見え、此処かなと思って車を止めると、近くで喋っていた3人のおばさんの一人が来て案内してくれました。
彼女が琴欧州のお母さんでした。決して大きな家ではありませんでしたが、塀の中へ入ると、ウサギ小屋、鶏小屋、犬小屋がありワンちゃんが猛然と吠えていました。お母さんは(おそらく40歳前半?それほど大柄な方ではありませんでした。)とても陽気で親切な方で、居間や大関の部屋などを見せてくれました。小さいころの大関の写真、化粧回しを付けた等身大の大関の絵写真を含め相撲や日本のものが所狭しと飾ってありました。ブルガリア語はロシア語と良く似ているため何とかコミュニケーションをとることができ、楽しい会話が出来ました。
帰り際、お母さんは大変立派なベリコタルノボの風景写真入りのカレンダーをくれました。何もお土産を持たずに行ってしまった私としてはなんとも恐縮してしまいました。お母さんと一緒に写真も何枚か取ったのですが、この日城塞の景色を含めたくさん写真を撮ったためか運悪くバッテリーが切れてしまったようでうまく撮れず行かず残念至極。でも何かすごく得をしたような気持ちになれました。行ってみてよかった!(ミーハーとはこんなもの?)

もう一つの観光スポットであるリラの僧院にも行ってきました。ブルガリア正教の創始者(?)である聖人が長年厳しい環境で修行をしたリラはソフィアから120キロ離れた山中にあり、雪を頂く山々と渓谷に囲まれた如何にもそんな感じのする所です。広い敷地の僧院内の一部には宿泊施設もあります。
もちろん近くにはこじんまりした観光用ホテルもあります。あたりを散歩すると自然の中に溶け込んだ僧院の雰囲気、静けさが気分を引き立ててくれるような気がしました。ちょっと、高野山を思い浮かべ宗教人の修行と言うのは東洋も西洋も変わらないのではと思いました。

観光の話はさておき、ワークショップでは、セルビア、モンテネグロ、マケドニア、アルメニア、ジョージアの人たちと知り合いになれました。ワークショップの参加者は、これら各国で民間企業部門振興、企業経営教育、研修などに従事して居る政府機関或いはNGOの方々です。いずれも、市場経済への移行を進めている国で様々なプロジェクトを手がけている、或いはこれから手がけようとしています。

JICAとブルガリア経済大学Post Graduate Study Centerが主催する本ワークショップは、お互いの経験を交換する場を持つことにより、市場経済への移行をさらに有効に進める機会、手段を提供しようとする狙いを持っています。これらの国々はアゼルバイジャンと同様に、闇経済の横行とか、高い失業率など共通する様々な問題を抱えています。旧計画経済国の中でもうまく行っている国もありその経験を十分に活用することはきわめて有効と思われます。

加藤倭朗

バクーからの便りその12(Ganja)

(2007年4月19日)

先週アゼルバイジャン第2の都市Ganjaへいってきました。Ganjaはアゼルバイジャンの西部、グルジアよりに位置し、嘗て首都だったこともある歴史ある町です。此処へ来るのはちょうど一年前の3月にきて以来2度目です。地元の銀行であるGanja Bankの経営コンサルテーションが出張目的ですが仕事は土曜日に終え、翌日は近くのガバラという町にあるリゾートホテルに泊まり、緑の美しくなった景色を堪能しようと言うプランが加わりました。

Ganja bankはアゼルバイジャン唯一の地方銀行で昨年訪問したときには、店舗は本店1か店のみ、従業員も20名程度と言う郵便局並みの弱小銀行(アゼルバイジャンの銀行ランキングでは44行中最下位クラス)でした。
しかしこの1年間で我々のアドバイスが功を奏し(?)なんと現在は利益で14位のランクに上昇し、経営者、従業員とも非常にハッピーに仕事をしています。ちなみに利益金額は2005年の110,000ドルから2006年には550,000ドル今年の第一四半期は既に00,000ドルの利益を上げ急成長しています。しかし店舗は未だ本店のみで従業員数もあまり増えていません。本店は建物を拡張工事中で、支店も開設を準備しているとのこと。従業員の給与は一気に3倍になったそうです。

成功の原因は、唯一の地元銀行であることを強くアピールし顧客を増やすことに成功したことです。Ganja(ガンジャ)の人々バクーよりずうっと以前に首都であった歴史と伝統のある地元に誇りを持っており、そのお陰でバクーに本店を持つ多くの銀行のガンジャ支店との競争に打ち勝つことができたと言うわけです。もちろん、銀行経営の手法改善も大いに力になったと思われます。経営陣、従業員ともABTCのコンサルテーション(基本的な事項がほとんどです)に感謝しているようで我々もよかったなと感じています。
アゼルバイジャンの経済は未だ発展の著に付いたばかりで企業や銀行はやり方しだいでは高い成長が可能と言うことを示す一例かもしれません。

ガバラの町は、旧ソ連時代からソ連のレーダー基地があり今でも警備為の軍を含め基地はロシアが使用しています。(基地の使用料をアゼルバイジャンに支払っている由)リゾートホテルは山間の場所にあり、新鮮な空気と良い景色に囲まれたところです。
このあたりには同じようなリゾートホテルがかなりの数建てられているそうで、ホテルの競争も厳しくなっているようです。しかし、シーズンの夏にはほとんどのホテルが宿泊客で一杯になっているそうです。
バクーと違い、緑と自然の美しい環境を持つガバラに来て見ると、気持ちが休まりリラックスできて都会に帰りたくなくなってしまいなります。もっとも、アゼルバイジャンにこのような場所はいくらでもあるのでしょうが..。
久しぶりに、田園風景とガタガタ道を経験して大いにリフレッシュしました。

加藤倭朗

バクーからの便りその13(ナヒチバン出張)

(2007年6月23日)

ナヒチバン出張

先週末アゼルバイジャンの南にあるナヒチバン自治共和国(アゼルバイジャンと戦争状態にあるアルメニアの領地に遮られ飛び地となっている地域)に行ってきました。アゼルバイジャン中央銀行のナヒチバン支店の招請により、中央銀行及びナヒチバンにある商業銀行の支店長を対象とした研修セミナー開催が出張目的です。

ナヒチバンはアゼルバイジャン共和国の一員である自治地域で、議員により選挙されるナヒチバン最高会議議長が自治共和国の代表者です。ナヒチバンは周辺をアゼルバイジャンの敵国であるアルメニアに囲まれているため、軍事上非常に重要な地域となっています。アゼルバイジャン中央政府は、ナヒチバンに対しあらゆる面で支援、優遇策をとっているようです。例えば、バクーとナヒチバンをつなぐ唯一のルートである空路は日に5便以上が行き来しており、飛行機代(飛行時間は約50分)も15ドルと低い水準に設定されています。(但し、外国人に対する航空料金は100ドル)また、ナヒチバンには最も精鋭の軍隊が派遣され、彼らは待遇面でも他地域と比べて優遇されているとのことです。

ナヒチバン自治共和国の首都ナヒチバン市はインフラ整備が進められており、国際空港は完成したばかりで、道路、病院、高層のファイブスターホテル、主要官庁ビル、銀行などの新しい建物が続々と建設されつつあります。
 ナヒチバンは、歴史的にもノアの箱舟がランデイングした地域として知られており、また、石器時代の遺跡もあります。古くからの交易都市で今でもアゼルバイジャン人が多く住んでいるイランのタブリースから、アルメニア、グルジアを経て黒海へ抜けるルート、或いはトルコへ抜けるルートの要衝の地であったようです。

ナヒチバン市を流れるアラズ川がイランとの境になっており、両岸に住むアゼルバイジャン人は頻繁に行き来しているそうです。(ビザも殆どの場合不要とのこと)トルコとの国境もナヒチバン市から約50キロのところにありますが、国境線はわずか7キロしかないそうです。アラズ河岸は公園になっており、公園内には歴史的建造物や博物館などがありますが、特に素晴らしいのは川と川の対岸を望む雄大な景観です。

ナヒチバンは前大統領の出身地(また現大統領は前大統領の息子)であること、また、現ナヒチバン最高会議議長は前大統領の娘婿であることもあり、中央政府とのコミュニケーションは極めて良くいろいろな面で優遇されているようです。
 銀行セクターは、中央銀行のほかバクーに本店を持つアゼルバイジャンの商業銀行が10ヵ店ほど支店を出しています。セミナーにはナヒチバン中央銀行の会長をはじめ約30名が参加し新装なった中央銀行の会議室で土曜、日曜の10時から5時まで2日間開催されました。
 土、日にもかかわらず実際には30数名が参加し、テレビ局の取材もありました。驚いたことの一つは、スケジュールが全て予定された時間通りに進んだことです。
今までの経験からすると、アゼルバイジャンでは予定の時間通りにセミナーや会議が始まったことが殆ど無く、そのつもりでいたのですが、ここでは日本式に全てスケジュールが守られたのにはびっくりしました。

 

商業銀行の支店長たちもまじめでよい人がほとんどなのですが、商業銀行業務を経験したことが無いため、(旧ソ連時代の銀行には、貸し出し審査、資金調達といった基本的銀行業務が無く、帳簿付が銀行の仕事であった)何故リスクを取ってまで貸し出しをしなければならないのかという基本的のところを理解させたいというのがこのセミナーを招請した中央銀行会長の意図でした。
計画経済から市場経済への移行といっても、その実行は全て実務に関わる人材に依存している訳で、市場経済移行化の伸展しない最大の理由は人材育成にあると再確認しました。
土曜の夜、セミナー参加メンバーの弟さんの結婚式に全員招かれました。挨拶、歌と踊りが中心のパーテイーで6時から夜半まで続いたようですが我々は9時ごろ失礼しました。

ナヒチバンの人たちはとても感じがよくて親切でした。やはり田舎に共通する良さがそのまま保たれているようで好印象を持ちました。パーテイーでは、当然のことながらウォッカの飲み比べのようなことになり、かなりの量を飲まされるはめになり、翌日の日曜日のセミナーの前半は二日酔いで四苦八苦の状態でした。それを見て皆に、シャラブというナヒチバン産のミネラルウォーターと、緑色の小さな果物(プラムの一種だそうです)を勧められその通りにすると、不思議なことにたちまち元気回復しました。お陰で、セミナーを何とか乗り切ることが出来ました。(セミナーはジャバンシールABTC所長と私の二人が交代で講師を務める方式なのでなんとかやり繰りできました)

ナヒチバンは、夏は暑く(40度)冬は寒い(マイナス20度)典型的な大陸性気候です。でも夏は湿気が無いので過ごしやすく感じられます。バクーへ戻ると、涼しさを運んでくる強い風が吹いていました。

加藤倭朗

ページトップへ>>

『HOME』に戻る>>